二十年後を見つめて
世の中はいろいろな面で便利になり、 「手間がかかる」ことは敬遠されるようになりました。 でも、子育ては「手塩にかける」ことに変わりありません。 たくさんの愛情を注ぎ、手間をかけることが必要なのです。 お世話して、そして遊… Read More »
世の中はいろいろな面で便利になり、 「手間がかかる」ことは敬遠されるようになりました。 でも、子育ては「手塩にかける」ことに変わりありません。 たくさんの愛情を注ぎ、手間をかけることが必要なのです。 お世話して、そして遊… Read More »
子どもたちが大好きになった絵本は、 子どものそばに置いてあげましょう。 私たちが気がつかない間にも、 子どもたちは絵本との再会に励まされながら、 成長していくものだからです。 <… Read More »
子どもたちを何冊の絵本と出会わせたらいいのでしょうか。 アメリカの児童図書館では、小学校に入るまでに500冊の絵本に出会わせてくださいといっていたそうです。 そのなかには、赤ちゃんの絵本にはじまり、創作の絵本があり、科学… Read More »
本好きになることを強制はできません。 読みたいという気持ちが高まって、初めて読めるということを知ってほしいわけです。 ですが、本を読む力は、文字を読む力ではなく、 空想の世界をイメージできる力、「わくわくする力」がないと… Read More »
絵を見て空想する力は、 四、五歳から伸び始め十歳、十二歳まで伸び続けます。 だから、その時期は、聞いて想像することが子どもたちにとっては とても楽しいのです。 ぜひ、十二歳までは、耳で聞くお話を楽しむ時間をつくってあげて… Read More »
文字が少し分かるようになったら、 「もう字が読めるんだから」と 突き放してしまいがちです。 <中略> わくわく胸をときめかせて、 想像力を広げ始めよとするその前、 想像力の芽が芽生え始めたころに、 「自分で読みなさい」と… Read More »
「かちかちやま」は、世界でいちばん恐ろしい昔話といってもいいくらいです。 でも、だからこそ、ウサギが、徹底的に仇をうつのです。 そしてタヌキという悪は滅びていくのです。 子どもの純粋な心に、「正しいことは正しい」というこ… Read More »
昔話は大好きな人がいるところでしか、聞けないお話なのです。 守ってくれる人が読んでくれないと、怖くて聞けないのです。 こういう関係を幼児期、学童期に確かめらえることは素晴らしいことです。 怖いけど聞きたい、聞きたいから大… Read More »
「おおかみと七ひきのこやぎ」を描いた ドイツ人画家ホフマンは、医者でした。 ところが、わが子が、その当時の医学では、助けられない病になったとき この絵本の絵に、願いを込めたのだそうです。 (中略) 表題のページに描かれて… Read More »
子どもたちは、多かれ少なかれ、生きていく上で、 人間関係で傷つくときがやってきます。 いじめられることもあります。災害や病気もあるでしょう。 現実の世界で、いじめる相手は、明日もいじめにやってくるのです。 <中略> 根拠… Read More »
松井直さんという児童文学者は、出版に関わっていた ご自分に対しての反省の念も込めてこう言いました。 「どうして子どもが凶悪犯罪に手を染める事件が増えてきたのか。 それは、大人が子どもに、昔話で学ぶべき、善と… Read More »
昔話とは、生きる希望と知恵の伝承です。 文字で書かれたものではなく、人から人への口伝えの文学です。 大人になることさえ難しかった時代、そして生きていくことが厳しかったその昔に、名もない民が、生きる希望と知恵として伝えたの… Read More »
『スモールさんはおとうさん』 ロイス・レインスキー ぶん・え わたなべ しげお やく 童話館出版 スモールさんのお話は、淡々と進みます。 「スモールさんは家族とお買い物に行きます」 「スモールさんは○○します」 いわば、… Read More »
絵本でしつけるのはやめておきましょう。 気付かれたら最後、 絵本はママの味方で僕の味方ではないぞ、ということになって、 しまいには、 絵本嫌いにさせてしまうのです。 絵本に頼らなくても、 信頼関係ができている親子の間では… Read More »
「梨はどれかな?」とか、「スイカはどれ?」と子どもに言うのも同じです。 <中略> 確かめたくなる気持ちはわかります。 でも、大丈夫です。子どもは好きになれば、自分から言いたくなるときがくるのです。 あー、な… Read More »