二歳になると、親の言うことを聞かなくなる。=「魔の2歳児」と呼ばれがち。
言うことを聞かなくなる。=「自律性」の芽生え。
「自律性」=「自制心」=自分で自分をコントロールする力。
生涯にかけて大切な力=「自制心」を、育てるために、
この時期の子ども達は、「楽しいことの自己決定」を経験する必要がある。
<独り言>
このたった6行の箇所の中に、ぎゅっと凝縮された内容に、ハッとさせられ、思わず書き留めてしまいました。何のために2歳のときに手をかけなければならないのか、私はちゃんとこの大事な期間に子ども達を見つめて来たのか、深く考えざるを得ません。思えば「あれをしちゃだめ、これをしちゃだめ」と私なりに「しつけ」めいたことをしてきたものの、単に「これ以上、私の時間をかけさせないで!」と悲鳴にも似た抑制しかしていなかったような気がします。ただ取り上げるだけのやり方では、本当に欲しいものすら取り上げられる恐怖に囚われ、却って「欲しい気持ち」をコントロールする力を培えないのかもしれません。ならば、禁止するだけでは躾と言えないのではないでしょうか。これ以上の読解が怖くなるほど、この数行に立ちすくみました。今後、正しい2歳への接し方が語られると思いますが、次の読み手達の読解に期待です。
[P19-14行目まで] by YK