こうして人形をお世話しながら成長していくと、
ある日ある時、逆転現象が起こります。<中略>
「自分はだめな子」とか、
「私はパパやママに嫌われている」と思う
心の危機が、子どもにあるのです。
その危機に、この人形が支えてくれるのです。
<独り言>
たくさんお世話遊びをして、一緒に過ごしてきたお人形が
心の支えになるんですね。
成長の過程で、誰も私のことを分かってくれない、そんな気持ちになること、ありますよね。
私にもありました。今思い返すと顔から火が出そうですが。笑
自分のことでいっぱいいっぱいになって心の余裕がない時に、
自分のことを全て分かって、許容し受け止めてくれる存在がいるのは、なんと心強いことだろうと思います。
それが、親の愛情がたっぷりつまったお人形であったなら、尚のことですよね。
ウォルドルフ人形は、「目に見える愛」なのかな、と思いました。
[P77 11行目まで] by M.S