『スモールさんはおとうさん』
ロイス・レインスキー ぶん・え
わたなべ しげお やく 童話館出版
スモールさんのお話は、淡々と進みます。
「スモールさんは家族とお買い物に行きます」
「スモールさんは○○します」
いわば、普通の生活が紹介され続けます。
日本語の美しさは「響き」だけではありません。
その美しい論理性がこの絵本の文体となっています。
こういう絵本は、対象年齢よりちょっと早目でも、
いいタイミングがやってくることがあります。
「どうして?」「どうして?」と何でも不思議に思う時期。
納得いくまで質問をやめれられなくなる時期です。
<独り言>
「どうして?」「なんで?」
と繰り返す時期ってありますよね?
そんな時期にぴったりの絵本と紹介されています。
絵本を改めて読み返すと
本当に淡々と月曜日から日曜日までの生活が紹介されていました。
ちょっと長いけれど
この淡々さが心地よさに。
日本語の訳にも奥深さを感じました。
[P130 最後まで] by T.M