「どうして?」質問ぜめの時期の絵本

By | 2016年3月13日

『スモールさんはおとうさん』

ロイス・レインスキー ぶん・え
わたなべ しげお やく 童話館出版

smallsan

スモールさんのお話は、淡々と進みます。
「スモールさんは家族とお買い物に行きます」
「スモールさんは○○します」

いわば、普通の生活が紹介され続けます。

日本語の美しさは「響き」だけではありません。
その美しい論理性がこの絵本の文体となっています。

こういう絵本は、対象年齢よりちょっと早目でも、
いいタイミングがやってくることがあります。
「どうして?」「どうして?」と何でも不思議に思う時期。
納得いくまで質問をやめれられなくなる時期です。

<独り言>

「どうして?」「なんで?」
と繰り返す時期ってありますよね?
そんな時期にぴったりの絵本と紹介されています。

絵本を改めて読み返すと
本当に淡々と月曜日から日曜日までの生活が紹介されていました。

ちょっと長いけれど
この淡々さが心地よさに。
日本語の訳にも奥深さを感じました。

[P130 最後まで] by T.M

Category: 12-絵本とのつきあい方

About morikawa

木のおもちゃ カルテットのスタッフです。 二人の姪っ子との出会いから、木のおもちゃと出会い、大好きになりました。カルテットで働く中で、おもちゃのイメージがガラリと変わり、遊ぶことがこんなにも大切なことかと、日々発見しながら、勉強しています。