子どもたちの心をどうやって映してみればいいでしょう。
実は、子どもの心は、おもちゃと絵本に映しだされるのです。
おもちゃを教材として与えたら、心は見えません。
子どもに対して「こうあってほしい」という気持ちが強すぎると、
子どもの心は見えません。
あなたの五感を総動員して、ありのままの子どもの気持ちを受け止め、
子どもの心を感じてみてください。
<独り言>
例えば、おもちゃを投げてしまう。
その行為ひとつでも、楽しくて投げているのか、
怒りをぶつけているのか、
様子を見ていると分かります。
側にいる、大人が一番感じられるし、わかるはず。
我が家では、例えば積木で遊ぶ時に、
6歳なんだからこれができたらいい、とかは求めません。
単純に積むだけの時もあるし、
それが発展しておうちになることもある。
ただ、一緒に遊ぶ。
一緒にできた空間を共感し、共有する、楽しむ。
以前は片づけばかりにこだわって、
子どもが遊びたい時に遊べない環境でした。
いまは子どもが遊びたい時に自由に取り出せる場所に
おもちゃと絵本のスペースを作りました。
それ以降、子どもたちは好きな時に、好きなように取り出して
遊んだり、のんびりと絵本を読むようになりました。
子どもたちの心を感じる。
その気持ちを持っていたいと思いました。
[P99–最終行まで] by AO