ドイツには、「マイスター制度」があり、国が手作りの文化を守っています。
生産=ものづくりと人間性の調和こそが、ものづくりにおいて絶えず大切にされなければならないという文化をもっているのです。
マイスターたちは、誇りをもっています。
たくさん作るということよりも、よいものを伝えるのが私たちの仕事だといいます。
彼らにとっては、一つ一つの商品は、それぞれ美術作品と等しいほどなのです。
私は、そんなマイスターたちが作るおもちゃを、子どもたちに手渡してあげたいと思うのです。
<独り言>
おもちゃを作るのに、国家資格?!
初めてドイツのマイスター制度を知ったときはとても驚きました。
驚いたのと同時に、一つ一つ大切に作られているから、おもちゃを手にしたときに温かさが伝わってくるんだなと感じました。
マイスターの想いがこもったおもちゃを、我が子だけではなく、孫の代までずっと、遊んでいただきたいと思います。
[P61-4行目まで] by K.I