子どもの集中力

By | 2015年7月23日

「うちの子、集中力がないんです」
「落ち着きがないんです」


子どもが主体的に遊ぶことで夢中になれるおもちゃが、
集中力を育てるのです。
娯楽としてぼうっと遊んでいるのではなく、
脳内の血流を最大限に活動させて知的行動を行っているのです。


楽しくて知的な遊びで、
夢中になれる集中力があって、
これから先もちょうどよいおもちゃを与え続ければ、
集中する時間は延びていきます。

ばけつの玉落し|ベック社(ドイツ)
ばけつの玉落し|ベック社(ドイツ)

<独り言>
テレビやゲームなどのデジタルなものは、
子どもがその場でじっとしています。
それは、まるで集中しているかのように見えます。
でも本当は、「ぼうっ」としているだけなのです。

我が家の子どもたちも、テレビを消した途端に
金縛りから解けたように、夢から覚めたかのように
「ハッ」とすることがあります。
その様子をみて、テレビにどうしても
エネルギーが取れらてしまうんだなぁと思います。

ここで出てくる「落ちる動きを見るおもちゃ」。
これはぜひ、一家に1台はあってほしい!

私は我が家でたまにふと、
疲れて癒されたくなった時、落ちるおもちゃで遊びます。
ただ、落ちていく玉の動きを見ているだけです。

普段は、おもちゃの棚に飾られているだけで
しばらく遊ばれていなくても、
大人が遊び出すと、子どもは横から入ってきて
延々と遊び続けます。

子どももまた、この「落ちる動きをみるおもちゃ」が大好きなのです。
きっと、彼らも癒されているのでしょう。

[P64 5行目まで] by AO

シロフォン付玉の塔(クーゲルバーン)|ベック社(ドイツ)
シロフォン付玉の塔(クーゲルバーン)|ベック社(ドイツ)

ジャンピングカートレイン|ベック社(ドイツ)
ジャンピングカートレイン|ベック社(ドイツ)

Category: 5-遊びは飛び級ができない

About A O

木のおもちゃ カルテットのスタッフです。中学校2年生の息子と、小学校2年生の娘の母親。おもちゃの良さを分からずに、流行のマスコットやデジタルゲーム漬になった息子の子育て。保育園に預けて、全然絵本の読み聞かせをしなかった娘。入社してからおもちゃを見直し、一緒に木のおもちゃで遊び、1~2歳児向けの絵本から読み聞かせをスタート。今までの子育てを方向転換して実践中です。2人のわが子やお客様の、実際におもちゃで遊んだ様子をお伝えしていきます。