「うちの子、集中力がないんです」
「落ち着きがないんです」
子どもが主体的に遊ぶことで夢中になれるおもちゃが、
集中力を育てるのです。
娯楽としてぼうっと遊んでいるのではなく、
脳内の血流を最大限に活動させて知的行動を行っているのです。
楽しくて知的な遊びで、
夢中になれる集中力があって、
これから先もちょうどよいおもちゃを与え続ければ、
集中する時間は延びていきます。
<独り言>
テレビやゲームなどのデジタルなものは、
子どもがその場でじっとしています。
それは、まるで集中しているかのように見えます。
でも本当は、「ぼうっ」としているだけなのです。
我が家の子どもたちも、テレビを消した途端に
金縛りから解けたように、夢から覚めたかのように
「ハッ」とすることがあります。
その様子をみて、テレビにどうしても
エネルギーが取れらてしまうんだなぁと思います。
ここで出てくる「落ちる動きを見るおもちゃ」。
これはぜひ、一家に1台はあってほしい!
私は我が家でたまにふと、
疲れて癒されたくなった時、落ちるおもちゃで遊びます。
ただ、落ちていく玉の動きを見ているだけです。
普段は、おもちゃの棚に飾られているだけで
しばらく遊ばれていなくても、
大人が遊び出すと、子どもは横から入ってきて
延々と遊び続けます。
子どももまた、この「落ちる動きをみるおもちゃ」が大好きなのです。
きっと、彼らも癒されているのでしょう。
[P64 5行目まで] by AO