おままごとの始まりは、
大好きな人の真似から始まります。
自分は愛されているのだと、実感している証拠が
ままごと遊びなのです。
男の子がお母さんの真似をしているのを
女々しいと誤解しないでください。
愛されていることを素直に喜んでいるのです。
ですから、男の子、女の子の分け隔てなく
遊ばせてあげなければいけないのです。
ごっこ遊びは親子の愛着から生まれます。
そして生活の体験。
すべてのお買い物が、タブレットやPCだけで
会話なしに完結するようになると、
子どもたちが大人を真似て
社会性を学ぶ機会が失われていきます。
<独り言>
実店舗のままごとコーナーでは、
男の子も女の子も一緒になって、
一生懸命、お鍋で料理してお皿に綺麗に盛って・・・と
遊びに没頭している様子が見られます。
みんな必死です。
出ていない汗をふいたり(笑)、腕まくりしたり。
そして、「ごはんできましたよ~!」。
お父さんお母さんに、腕をふるった渾身の料理を
振舞ってあげています。
「おいしいね~!」と笑顔で食べてくれる
お父さんお母さんの様子に、
どの子も、とっても満足げなお顔をしています。
その様子を見るたびに、ままごと遊びって
心を育てているんだなぁと感じるのです。
[P84 – 15行目まで] by AO