子どもは聞いて想像することが楽しい

By | 2016年8月1日

絵を見て空想する力は、

四、五歳から伸び始め十歳、十二歳まで伸び続けます。

だから、その時期は、聞いて想像することが子どもたちにとっては

とても楽しいのです。

ぜひ、十二歳までは、耳で聞くお話を楽しむ時間をつくってあげていただきたいと思います。

 

自分で読んではいけないのではありません。

車輪の両輪のように、絵本を耳で聞く楽しみと、

自分で読んで楽しむこととを並行して経験させるのです。

そうすると、夏の朝顔やひまわりのように、

想像力という花が、きれいに、そして立派に咲いてくれるのです。

 

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<独り言>

娘に読み聞かせをする時、

今は中学生となった息子は(今でこそ全然近寄らなくなってしまったけれど)

小学生の間は、よくとなりに座って、聞いていました。

 

読書が好きで、学校の図書室の本を借りに借りまくる息子は、

もちろん自分で読むことはできたのだけれど、

たまに親が読み聞かせをしているのを聞きたかったのでしょう。

 

絵本の内容は、幼い妹に合わせてあるので

「ねないこだれだ」だったり、

「のろまなローラー」だったりしたのですが・・・

それでも、じっと絵本を眺めて一緒に聞いていました。

 

ちょっと反抗期にさしかかって生意気な口をきくようになっても

子どもにとって安心する安らぎの時間だったのかな…と今では思います。

 

[P142 11行目まで] by AO

Category: 14-一冊の絵本から広がる世界

About A O

木のおもちゃ カルテットのスタッフです。中学校2年生の息子と、小学校2年生の娘の母親。おもちゃの良さを分からずに、流行のマスコットやデジタルゲーム漬になった息子の子育て。保育園に預けて、全然絵本の読み聞かせをしなかった娘。入社してからおもちゃを見直し、一緒に木のおもちゃで遊び、1~2歳児向けの絵本から読み聞かせをスタート。今までの子育てを方向転換して実践中です。2人のわが子やお客様の、実際におもちゃで遊んだ様子をお伝えしていきます。