絵本でしつけはしない

By | 2016年3月3日

絵本でしつけるのはやめておきましょう。


気付かれたら最後、
絵本はママの味方で僕の味方ではないぞ、ということになって、
しまいには、
絵本嫌いにさせてしまうのです。


絵本に頼らなくても、
信頼関係ができている親子の間では、
しつけはしつけで向き合っていいのです。
絵本をしつけの逃げ場にしてはいけません。


しつけ=大人の要求として子どもに伝えつつも、
できるようになるまで、
待ってあげること。


これが自己決定、
すなわち自立性を育てるのです。

 

 

 

 

<独り言>

店頭でよく聞かれます。

歯磨きを教える絵本はないですか?
トイレを教える絵本はないですか?
きょうだいが仲良くできる絵本はないですか?

我が家でも、むかーし昔、
通信教育の付録の絵本や玩具で
子どもに一生懸命トイレってね・・・と教えて、
トイレトレーニングをしていました。

でも、結局は
子どもの様子を見て、
タイミングを見計らって、
一緒にトイレに行く方が
何倍も成功率が高くなる。

今では、
しつけのための絵本は1冊もなくなり、
絵本は私が読み聞かせしたい絵本だけが
本棚に並ぶようになりました。

子どもは時折、
読み聞かせてもらった絵本を取り出して
ひとりでひっそりと眺めている。

それでいいんだなぁ、と思っています。

 

[P128 8行目–P129 最後まで] by AO

Category: 12-絵本とのつきあい方

About A O

木のおもちゃ カルテットのスタッフです。中学校2年生の息子と、小学校2年生の娘の母親。おもちゃの良さを分からずに、流行のマスコットやデジタルゲーム漬になった息子の子育て。保育園に預けて、全然絵本の読み聞かせをしなかった娘。入社してからおもちゃを見直し、一緒に木のおもちゃで遊び、1~2歳児向けの絵本から読み聞かせをスタート。今までの子育てを方向転換して実践中です。2人のわが子やお客様の、実際におもちゃで遊んだ様子をお伝えしていきます。