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About A O

木のおもちゃ カルテットのスタッフです。中学校2年生の息子と、小学校2年生の娘の母親。おもちゃの良さを分からずに、流行のマスコットやデジタルゲーム漬になった息子の子育て。保育園に預けて、全然絵本の読み聞かせをしなかった娘。入社してからおもちゃを見直し、一緒に木のおもちゃで遊び、1~2歳児向けの絵本から読み聞かせをスタート。今までの子育てを方向転換して実践中です。2人のわが子やお客様の、実際におもちゃで遊んだ様子をお伝えしていきます。

二十年後を見つめて

世の中はいろいろな面で便利になり、

「手間がかかる」ことは敬遠されるようになりました。

でも、子育ては「手塩にかける」ことに変わりありません。

たくさんの愛情を注ぎ、手間をかけることが必要なのです。

お世話して、そして遊んであげること。

大人の愛情は「おもちゃ」「絵本」という形に変えて、

子どもたちと大人との間に現れます。

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<独り言>

息子と娘は、6歳の年齢差があります。
おもちゃも絵本も、いつも私が選んで与えてきました。

時に娘が遊ぶには難しい積み木であったとしても、
お兄ちゃんである息子が、遊びだして、新しい遊び方を見つけて
妹に見せてあげる。
妹は兄の遊び方を試してみたくって、
失敗したり、かんしゃくを起こしたりしながら挑戦していました。

好みも、性格も全く異なる二人だけれども、
おもちゃは2人共通です。
2人はその年齢差を活かし、上手に遊んでいました。

私はその2人の見守り役。
時に積み木の積み方の手本を見せ、
時に玉の道の手助けをし、
時にドールハウス遊びの相手役を担い、
時にゆっくりと、絵本の読み聞かせをしてきました。

選んで与えてきたおもちゃは、
私から子どもたちの成長を思い、
共に過ごす時間と思い出、家族の歴史です。

まだまだ現役のおもちゃと絵本たち。
近い将来、息子が家を出て自分の世界に飛び出した時、
いま遊んでいるおもちゃのこと、
読み聞かせた絵本の事を思い出すのだろうか、と考えています。

[P149 10行目まで]by AO

子どもは聞いて想像することが楽しい

絵を見て空想する力は、

四、五歳から伸び始め十歳、十二歳まで伸び続けます。

だから、その時期は、聞いて想像することが子どもたちにとっては

とても楽しいのです。

ぜひ、十二歳までは、耳で聞くお話を楽しむ時間をつくってあげていただきたいと思います。

 

自分で読んではいけないのではありません。

車輪の両輪のように、絵本を耳で聞く楽しみと、

自分で読んで楽しむこととを並行して経験させるのです。

そうすると、夏の朝顔やひまわりのように、

想像力という花が、きれいに、そして立派に咲いてくれるのです。

 

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<独り言>

娘に読み聞かせをする時、

今は中学生となった息子は(今でこそ全然近寄らなくなってしまったけれど)

小学生の間は、よくとなりに座って、聞いていました。

 

読書が好きで、学校の図書室の本を借りに借りまくる息子は、

もちろん自分で読むことはできたのだけれど、

たまに親が読み聞かせをしているのを聞きたかったのでしょう。

 

絵本の内容は、幼い妹に合わせてあるので

「ねないこだれだ」だったり、

「のろまなローラー」だったりしたのですが・・・

それでも、じっと絵本を眺めて一緒に聞いていました。

 

ちょっと反抗期にさしかかって生意気な口をきくようになっても

子どもにとって安心する安らぎの時間だったのかな…と今では思います。

 

[P142 11行目まで] by AO

世代を超えて生きる希望を与え続けてきたもの=「本物の昔話」

「おおかみと七ひきのこやぎ」を描いた
ドイツ人画家ホフマンは、医者でした。
ところが、わが子が、その当時の医学では、助けられない病になったとき
この絵本の絵に、願いを込めたのだそうです。

(中略)

表題のページに描かれている、
針と糸とは、人間の知恵を象徴しているのだそうです。

狼を病気にたとえて、どんな悪い病気でも
母の愛と知恵とで打ち勝てるんだ、と信じようとしたのです。

(中略)

子どもたちに、本当の希望を与えましょう。
何百年も伝えられてきたもの。
そして、
世代を超えて生きる希望を与え続けてきたもの。
そうです。
それが「本物の昔話」です。

 


【絵本】おおかみと七ひきのこやぎ グリム童話|福音館書店(日本)

<独り言>

本絵本の世界をより豊かに
そして子どもたちの想像力を書きたててくれる「絵」。

「おおかみと七ひきのこやぎ」に
ホフマンの想いを込め、
人間の知恵を象徴した針と糸が描かれているとは
知りませんでした。

お話は改変されたものも多く、
また絵が可愛らしい絵本もたくさんありますが、

子どもたちに悪い事は悪い、
正しい事は正しい、と伝えられる力を持つ
「本物の昔話」に触れていきたいものです。

[P136 2行目まで] by AO

絵本でしつけはしない

絵本でしつけるのはやめておきましょう。


気付かれたら最後、
絵本はママの味方で僕の味方ではないぞ、ということになって、
しまいには、
絵本嫌いにさせてしまうのです。


絵本に頼らなくても、
信頼関係ができている親子の間では、
しつけはしつけで向き合っていいのです。
絵本をしつけの逃げ場にしてはいけません。


しつけ=大人の要求として子どもに伝えつつも、
できるようになるまで、
待ってあげること。


これが自己決定、
すなわち自立性を育てるのです。

 

 

 

 

<独り言>

店頭でよく聞かれます。

歯磨きを教える絵本はないですか?
トイレを教える絵本はないですか?
きょうだいが仲良くできる絵本はないですか?

我が家でも、むかーし昔、
通信教育の付録の絵本や玩具で
子どもに一生懸命トイレってね・・・と教えて、
トイレトレーニングをしていました。

でも、結局は
子どもの様子を見て、
タイミングを見計らって、
一緒にトイレに行く方が
何倍も成功率が高くなる。

今では、
しつけのための絵本は1冊もなくなり、
絵本は私が読み聞かせしたい絵本だけが
本棚に並ぶようになりました。

子どもは時折、
読み聞かせてもらった絵本を取り出して
ひとりでひっそりと眺めている。

それでいいんだなぁ、と思っています。

 

[P128 8行目–P129 最後まで] by AO

性格が違っても同じ絵本が好き

息子たち2人とも、
これが絵本デビューの一冊でした。

長男は比較的おとなしい性格で、
次男はやんちゃでした。

そんな二人の性格は、赤ちゃんの時から
すでに違っていました。

年齢差が五歳あるので、
五年の間をあけて同じ絵本を読んだわけですが、
長男と楽しんだあと、五年経って次男も
この絵本を同じように大好きになって
「読んで、読んで。」

2人とも、それぞれ違う楽しみ方で、
一冊の絵本の世界を楽しむのです。
子どもは一人一人あらゆる面で違いますが、
絵本を好きになる、という点は
同じにしてあげられるのです。

 

 

 

 

<独り言>
息子が0歳だった頃、
著者の絵本講座に参加した事があります。

その時、読み聞かせの本が、
この「がたんごとんがたんごとん」でした。

 

我が家も6歳差のきょうだい、
息子に最初に読んであげた絵本は
6年経って、今度は娘に読んであげました。

2人とも、絵本の読み聞かせは大好き。

小学1年の娘に絵本を読んであげる時、
ときおり
中学1年となった息子も
隣に座って一緒に絵本を楽しんでいます。

 

 

[P121–13行まで] by AO

読み聞かせはいつからでも始められる

赤ちゃんの絵本は、いつから読み始めたらいいですか?

私は「10ヶ月を目安にして絵本を与えてみましょう」とお答えしています。
赤ちゃんの間にたっぷり絵本を読み聞かせてあげましょうと。

でももしあなたのお子さんが、もう5歳になっていたら?
あるいは小学生だったら?
もう手遅れなのでしょうか?
いいえ、違います。
お話の世界は、何歳からでも始めることができます。
「手遅れ」なんてないのです。

 

<独り言>
小学校1年生になる娘に、
忙しさにかまけて、一切読み聞かせをしてきませんでした。

小学校に上がって、
全然文字が読めないがゆえに、
国語の授業が
嫌いになってしまっている事に気付きました。

そこで、2~3歳向けの絵本から
読み聞かせを始めました。

私が自分で読んでみて、
いいと思った絵本は
我が家の本棚に仲間入りします。

国語が嫌いでも、
娘は大人の読み聞かせが大好きです。

彼女は毎晩「絵本読んで」とリクエスト。

読み聞かせの時間は
大事な、親子の時間。
ゆっくりと、娘のペースに合わせ、
対象年令も関係なく、
読み聞かせを楽しんでいます。

[P113–最後まで] by AO

思春期を恐れる必要はない

思春期を恐れる必要はありません。

この時期の子どもたちは、反抗と依存を繰り返し、
バネのように、それが訪れるのです。

子どもが困っていることに敏感になりましょう。
子どもからの信号は、常に発信され続けているのです。
おもちゃの話題、絵本の話題を適度に持ち出して、
それまで築いてきた土台をさりげなく確認しておきましょう。

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<独り言>
息子はもう中学生になりました。

学校での出来事や友達との間にあった事を
もう、私に話してくれる時間は、
小学校の時に比べると、ぐっと少なくなりました。

彼より6歳年下の娘がおもちゃで遊んでいる時に、
あのおもちゃはさ~・・・と、
彼がそのおもちゃで遊んだ当時の思い出を、彼に話したりします。

 

娘に読み聞かせをしている時、
彼は隣に座って一緒に聞いていることがあります。

そして彼は、妹に絵本の読み聞かせをしたがります。
なんでお母さんの役目を奪うねん、と思っていましたが、
その行為は、彼なりの「愛情の確かめ」なのかな。

[P106–8行まで] by AO

子どもの心を映すもの

子どもたちの心をどうやって映してみればいいでしょう。
実は、子どもの心は、おもちゃと絵本に映しだされるのです。

おもちゃを教材として与えたら、心は見えません。

子どもに対して「こうあってほしい」という気持ちが強すぎると、
子どもの心は見えません。
あなたの五感を総動員して、ありのままの子どもの気持ちを受け止め、
子どもの心を感じてみてください。

 

 

<独り言>
例えば、おもちゃを投げてしまう。

その行為ひとつでも、楽しくて投げているのか、
怒りをぶつけているのか、
様子を見ていると分かります。
側にいる、大人が一番感じられるし、わかるはず。

我が家では、例えば積木で遊ぶ時に、
6歳なんだからこれができたらいい、とかは求めません。
単純に積むだけの時もあるし、
それが発展しておうちになることもある。
ただ、一緒に遊ぶ。
一緒にできた空間を共感し、共有する、楽しむ。

以前は片づけばかりにこだわって、
子どもが遊びたい時に遊べない環境でした。
いまは子どもが遊びたい時に自由に取り出せる場所に
おもちゃと絵本のスペースを作りました。
それ以降、子どもたちは好きな時に、好きなように取り出して
遊んだり、のんびりと絵本を読むようになりました。

子どもたちの心を感じる。

その気持ちを持っていたいと思いました。

[P99–最終行まで] by AO

生きていく力が「遊び」を通して育つ

遊びを大人にとってのレジャーのようには
捉えないようにしてほしいと思うのです。
娯楽というよりも、むしろ
「生き方を学ぶ勉強」と捉えて欲しいのです。

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<独り言>
よいおもちゃ、ゲームには、
社会に出ていく時に必要な力を、
子どもにとって、無理なく身につける要素がたくさんつまっているのです。

日本には子どもが使用するおもちゃに関し、
残念ながら「使い捨て」意識があり、
だから子どもにはよいおもちゃが与えられていない、と
感じる場面を経験してきました。

子どもは遊ぶこと、必須。
その遊びを大人は認めて、保障してあげて欲しい。
だって、遊びの中で生きていく力を育てているのですから。

[P92 – 12行目まで] by AO

親子の愛着から生まれる ごっこ遊び

おままごとの始まりは、
大好きな人の真似から始まります。

自分は愛されているのだと、実感している証拠が
ままごと遊びなのです。

男の子がお母さんの真似をしているのを
女々しいと誤解しないでください。
愛されていることを素直に喜んでいるのです。
ですから、男の子、女の子の分け隔てなく
遊ばせてあげなければいけないのです。

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ごっこ遊びは親子の愛着から生まれます。
そして生活の体験。

すべてのお買い物が、タブレットやPCだけで
会話なしに完結するようになると、
子どもたちが大人を真似て
社会性を学ぶ機会が失われていきます。

<独り言>
実店舗のままごとコーナーでは、
男の子も女の子も一緒になって、
一生懸命、お鍋で料理してお皿に綺麗に盛って・・・と
遊びに没頭している様子が見られます。
みんな必死です。
出ていない汗をふいたり(笑)、腕まくりしたり。

そして、「ごはんできましたよ~!」。
お父さんお母さんに、腕をふるった渾身の料理を
振舞ってあげています。

「おいしいね~!」と笑顔で食べてくれる
お父さんお母さんの様子に、
どの子も、とっても満足げなお顔をしています。

その様子を見るたびに、ままごと遊びって
心を育てているんだなぁと感じるのです。

[P84 – 15行目まで] by AO

【木製ままごと】 お食事・急須セット|木遊舎(日本)
【木製ままごと】 お食事・急須セット|木遊舎(日本)

お世話遊び

お世話遊びは、大人にしてもらって嬉しいことを
自分でもしてみたくなる、という動機によって
自然(=発達)に始める遊びです。

嬉しいことが心に蓄えられ、
人形という道具を見ることをきっかけとして
遊び始めるのです。

だから、人形の表情は「中立」であることがポイント。
一見「無表情」のようです。
しかし、これは無表情なのではなく、
子どもたちが人形の感情を想像する余地を、
こうして表情を「中立に作る」ことによって形にしているのです。

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<独り言>
実店舗に来て頂くと、入ってすぐに、
お店やさん「GEMINO デパート」があります。
そのデパートの中に、お人形用のベッドがあって、
ソフトベビー人形が眠っています。
ソフトベビー人形の定位置です。

しかし、小さなお客様(お子さん)がやってくると、
抱きあげられて、あやしてもらっているか、
ご飯を振舞ってもらっているか、
小さなお客様に抱かれて、店内を散歩しているか・・・
そのソフトベビー人形は、
ほぼベッドで寝ている事はありません。

よく、お父さんお母さんに「表情が怖い」って言われますが
子どもにとって、そのお顔は怖いのではなく、
自分の想像の心を映して、泣いていたり笑っていたりする
「中立の表情」なのです。
たくさんのお子さんに愛されているお人形なのです。

[P74 – 14行目まで] by AO

ソフトベビー 茶色い瞳・ピンク|フランケンランド・デザイン社(ドイツ)
ソフトベビー 茶色い瞳・ピンク|フランケンランド・デザイン社(ドイツ)

遊びには飛び級できないことがある

遊びには飛び級できないことがあるのです。
遊び足りないことは、遊びたいという気持ちが残るのです。

2歳くらいから遊ぶ、ユシラ社ハンマートイ。
その時期に遊び足りなかったもの、
遊び残した欲求があったなら、小学生でも大歓迎。

遊び残したものを追い続ける大人も
たくさんいる時代なのですから。

<独り言>
カルテットの実店舗では、毎日キツツキさんがやってきます。
子どもたちは本当に、このハンマートイが大好きです。

乱暴なおもちゃだと思わないでくださいね。
「叩くおもちゃでしつけを」でも語られている通り、
これは落ち着きを育てるおもちゃなのです。

遊び残した欲求があるお父さん、お母さんもぜひどうぞ。
大人の方も遊んでみたら、
単に「叩くだけ」のおもちゃなのに、
きっとその面白さにハマってしまうはずです!

[P68 – 6行目まで] by AO

ハンマートーイ 赤|ユシラ社(フィンランド)
ハンマートーイ 赤|ユシラ社(フィンランド)

子どもの集中力

「うちの子、集中力がないんです」
「落ち着きがないんです」


子どもが主体的に遊ぶことで夢中になれるおもちゃが、
集中力を育てるのです。
娯楽としてぼうっと遊んでいるのではなく、
脳内の血流を最大限に活動させて知的行動を行っているのです。


楽しくて知的な遊びで、
夢中になれる集中力があって、
これから先もちょうどよいおもちゃを与え続ければ、
集中する時間は延びていきます。

ばけつの玉落し|ベック社(ドイツ)
ばけつの玉落し|ベック社(ドイツ)

<独り言>
テレビやゲームなどのデジタルなものは、
子どもがその場でじっとしています。
それは、まるで集中しているかのように見えます。
でも本当は、「ぼうっ」としているだけなのです。

我が家の子どもたちも、テレビを消した途端に
金縛りから解けたように、夢から覚めたかのように
「ハッ」とすることがあります。
その様子をみて、テレビにどうしても
エネルギーが取れらてしまうんだなぁと思います。

ここで出てくる「落ちる動きを見るおもちゃ」。
これはぜひ、一家に1台はあってほしい!

私は我が家でたまにふと、
疲れて癒されたくなった時、落ちるおもちゃで遊びます。
ただ、落ちていく玉の動きを見ているだけです。

普段は、おもちゃの棚に飾られているだけで
しばらく遊ばれていなくても、
大人が遊び出すと、子どもは横から入ってきて
延々と遊び続けます。

子どももまた、この「落ちる動きをみるおもちゃ」が大好きなのです。
きっと、彼らも癒されているのでしょう。

[P64 5行目まで] by AO

シロフォン付玉の塔(クーゲルバーン)|ベック社(ドイツ)
シロフォン付玉の塔(クーゲルバーン)|ベック社(ドイツ)

ジャンピングカートレイン|ベック社(ドイツ)
ジャンピングカートレイン|ベック社(ドイツ)

保育の中での積木遊び

保育の中では、協力してたくさんの積木を使う
積木遊びを推奨しています。
子どもたちは、一緒に積木で遊ぶ楽しさに、すぐ気付きます。

積む喜びを知ると、積み上げた積木を大切に思うようになり、
自分が作っているものも、友だちが作っているものも
大切に思えるようになるのです。

幼児期にしか体験できない貴重な体験。
想像の世界を友だちと一緒に形にしていく、という経験は
生涯忘れられない楽しい思い出になっていきます。

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<独り言>
上の写真は、スタッフ全員で、とある保育園へ
見学のために伺わせて頂いた時の写真です。
この壮観な眺め!
もう、そこにある積木で作られた世界は
圧巻のひとことでした。

たくさんの工夫。
子どもたちの思い。
全部がぎゅっと詰まった空間は、
見ている私たちに、積木遊びの楽しさと嬉しさを伝えてくれました。

私たちは見ているだけでしたが
実際に作っている子どもにしてみたら・・・
きっと楽しくて面白くて、
わくわくの時間だったんだろうなぁと感じられるのです。

[P57-endまで] by AO

「積む」ことに気づく

ネフスピールは、簡単な積み方があって、
45度ずらすとしっかり組み合わさり、簡単には崩れません。

子どもが、半分ずらすことによって、
5個、10個と積めるようになるわけです。

大人が遊んで見せてあげることが大事なのです。

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<独り言>
上の写真は、
秩序性が目覚め出した娘が2歳半頃に、
積み木をずらりと並べてみせてくれた時のもの。

ネフスピールは我が家に最初にやってきた積木でした。
当時2歳の娘が、初めて見る積木を
不思議そうに眺めていました。

私がいろんな積み方を挑戦してみたり、
お兄ちゃんが「遊び方ガイドブック」を見ながら
一生懸命積み方を研究していました。

そうするうちに
娘は2個積んでみる、5個積んでみる・・・と段階を経て、
全部積めた時には
「お母さん、見て!」とどや顔で報告してくれました。

もう娘は6歳。
4年たった今でも、
私が時折遊んでいると近寄ってきて、
一緒に遊んでいます。

[P47 11行目まで] by AO

ネフ社/naef ネフスピール 今ならカルテットオリジナル木箱と遊び方パターンブック(非売品)付 | 積み木 (スイス)
ネフ社/naef ネフスピール 今ならカルテットオリジナル木箱と遊び方パターンブック(非売品)付 | 積み木 (スイス)