カルテットをオープンさせる以前、
わたしは、この地域の幼稚園、保育園を回り、絵本とおもちゃを販売していました。
そんな中、私は児童精神科医・佐々木正美先生の名著
「子どもへのまなざし」に出会ったのです。
子どもへのまなざし
感銘を受けた私は、来る日も来る日も、園長先生たちにお薦めしていきました。
そして、子どもへのまなざしを読んだ先生たちの間に、
佐々木先生の子育て論に対する共感が広がっていったのです。
佐々木先生の子育ての基本は、
「子どもの望みを望んだとおりに満たしてあげる」こと。
「わがままな子になるんじゃないの?」と心配されるかもしれませんが、
大丈夫なのです。
佐々木先生は、豊富な臨床経験から、子育ての真実をひも解いておられるのです。
勿論子育ては単純ではありません。
だからこそ、丁寧にわかりやすく、子どもの心をひも解いて下さるのです。
その当時から、佐々木先生は、子育ての指導者としても、
発達障害の臨床医としても世界的権威でした。
講演会をお願いしようとしても、数年後まで、めどが立たないほどお忙しかった。
ですが、私の佐々木先生への熱意を周囲の人たちが汲み取ってくださり、
それから少しずつ、佐々木先生と子育てについての勉強会の輪が広がってきたのです。
佐々木正美先生と藤田篤
今年開催し、ご好評いただいている子育てカレッジの中でも
佐々木先生の子育ての実践方法を私が詳しくお話ししています。
講義の中では佐々木先生の母子関係と人間関係の発達理解に基づいて、
絵本とおもちゃ、遊びについて学んでいただいているのです。
佐々木先生は 心理分析の歴史そのもの。
そして豊富な臨床経験と、子どもとその親に対する愛情に包まれた
アドバイスが溢れています。
おわかりになるでしょう。
佐々木先生の子育て論に学ぶと、子どもの心が見えるようになる、
子どもにとって何が一番大切なのかがわかるようになるのです。
後になってから、こうすればよかったと気づくことが多いのが子育て。
でも、失った時間は取り戻せません。
だからこそ、今、出会っておいてほしいのが、佐々木先生の子育て論なのです。
2014年3月の佐々木先生との対談
児童精神科医・佐々木正美先生と学ぶ
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