知育玩具協会のアプローチは、発達心理学の「縦断的研究」というアプローチです。
「縦断的研究」とは、発達心理学における研究方法の一つで、
1人の子どもを長年にわたって観察し
発達のメカニズムを検証するとても有効な手段ですが、
研究機関が、このアプローチに取り組もうとすると
時間と費用、労力がかかりすぎるにも拘らず、
少量のデータしか得られないために、
その研究を困難にしています。
この知育玩具協会の講座では、発達心理学を学んでこなかった方にも、
子どもの心のメカニズムと観察法、分析法を講座を通じて学んでいただくことによって、
よりよい子どもとの関わり方で育児、保育をしつつ、
その効果の検証をし続けることが出来るのです。
つまり、わが子との幸せな子育てをしていただくことを継続し、
学び続けることによって、「縦断的研究」をしていただくことになります。
協会の会員は、協会のメソッドに沿ったおもちゃの与え方を共有しており、
縦断的研究を継続しつつも、
同時に子育ての先輩、後輩として情報を交換しつつ、
わが子の子育て・保育に見通しを持つことが出来るのです。
日本知育玩具協会は、一つ一つの玩具を
教育学的、心理学的、科学的裏付けと、
正しい使用方法によるエビデンス(証明)を元に検証し、
それらに加え、製造元の哲学、製品供給への責任意識をはじめとする
商業観などを総合的に評価しています。
「わが子との幸せな子育ての時間」こそ、真のエビデンス。
その幸せな経験を周囲の、そして後輩のママたち、次の世代にに伝えていただきたいのです。
ホームスタディで子育てに取り組む講座受講生は、
講座を受講しながら、わが子の縦断的研究と、
会員のお子さん同士の横断的研究に同時に参加するという側面を持っています。