保育園での絵本研修で
「子育てを感動にするおもちゃと絵本」に沿って学びました。
子どもたちは
繰り返し心を込めて読んでもらった絵本が
読んでくれた大人の声とともに 心に残るのです
と講座は進みます。
そして
子どもたちはその絵本との再会を自ら求め
一生涯をかけて
3度の再会をすることになるのです
絵本の体験を離れることになっても
子どもたちが
人生の中で出会う不安、困難に向き合う時
読んでくれた大人の愛情と声がたっぷり詰まった絵本に
再会しようとするのです
それが、『2度目の再会です』
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ほどなく保育士Mさんが、ハンカチを取り出し涙を拭いはじめました
そして 周りもはばからず号泣しているのです。
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講座は
絵本の選び方
絵本の読み方
と続き、良い学びができました。
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後日、保育園から受講者皆さんの報告書が届きました。
その中に、Mさんの感想が入っていたのです。
Mさんは この春 母親を亡くし
失意の中 母親に読んでもらった思い出の絵本
「ひとまねこざる」に引き寄せられていったそうです。
絵本を繰り返し読み聞かせてもらった体験は
「あたたかい思い出」に形を変えて、心の深い底に残るのです。
ですから、子どもたちは人生の困難に向き合う時が来ると
優しく愛情たっぷりに絵本を読んでもらった体験を思い出し
その絵本によって励まされたいと思うのです。
その、思い出の絵本を開く時には
ほんのりと、あの幼い頃に読み聞かせてくれた優しい声がどこからともなく
心に響いてくるのです。
保育士Mさんは、幼い時に自分がどれほど愛されていたのか
そして
母親が、今日も自分の心の中で、自分を支えてくれていることに気づき
溢れる涙が止まらなくなったのです。
絵本の原体験から学ぶ
のべ15万人の子どもたちへの 読み聞かせ実践に基づいた
絵本嫌いを作らない
「魔法の読み聞かせ習慣プログラム」は
ベビートイ・インストラクタ−2級養成講座の中で学びます。