Posted by 藤田篤 | Posted in 保育室の積木・おもちゃ・環境, 藤田篤の保育実践講座 | Posted on 04-03-2017
岡崎市 慈恵福祉保育専門学校 に お招きいただいて
「保育と知育玩具」についての講演をしました。
フレーベルにはじまる
知育玩具の発達との関わりを
幼児教育の視点
発達心理学の視点
児童精神分析の視点
玩具文化の視点
を交え、学生の皆さんにも
現役の保育士、幼稚園教諭の皆さんにも分かりやすくお話ししました。
ハンマートイを与えるタイミングは、
「出来るようになるちょっと前」
なぜなら、知育玩具は 「発達を獲得するツール」
つまり 教科書だからです。
肩、肘が発達して叩きたい欲求が芽生えてくる頃
まだ叩くのがおぼつかない頃に与えるから
夢中に叩き、正しい遊び方で遊んで、達成感を得るのです。
何故、1歳の子どもは積木を崩すのか
積木を崩す行動は、自らの五感を満たす「探索行動」。
手を伸ばし崩すことで、自らの感覚を高め、積木の性質を学んでいるのです。
つまり、崩すことが積むことの「学習」。
そして
良い積木を与えられた子どもは、感受性が豊かになり、想像力が育つのです。
今まで、「子どもの困ったこと」に見えていたことは
全て発達の理由が隠されているのです。