積み木遊びは、想像力の源です。
子どもたちは、よい積み木があれば、ともにイメージを共有し、天井まで見上げるような作品を協力し、集中して作り上げていきます。
【積木の歴史】
世界で最初の幼稚園(キンダーガルテン)ドイツの教育学者、フレーベルは、おもちゃの研究家でもありました。フレーベルは、キンダーガルテンで子どもたちを教育しながら、幼児が遊びを通して自ら意欲的に知識を身につけていく姿を観察しつづけました。
フレーベルは、発達に沿った恩物(gift)を子どもに与えることによって、子どもたちが心も体も健やかに成長することを実証したのです。
恩物の研究を通して、フレーベルは、現在の積木の原型を完成させるのです。それが、フレーベル積木です。
ひとつ
積木とは、遊びを通して自然の法則を身につけさせるものである。
立体構造物を模倣し構造化する遊びには、積木とブロックがあります。
ブロックはつながる(ジョイント)おもちゃですから、重力の影響をあまり
受けません。重力に対する注意を払わずとも構造化できるのです。
積木は構造化のために重力というルールが加わります。それ故にむずかしさ
が一つ加わるわけです。
積木は、幼い子どもの遊びという認識は、正しいものではありません。
積み木遊びはより高度な注意力、観察力、洞察力を必要とする遊びなのです。
ひとつ
積木とは、子どもの手の技を通して、世に存在するあらゆるものを表現し
構築するものである。
【積木選びの落とし穴】
【積木選び教育的視点からの特徴】
積み木遊びは飛躍的に能力を伸ばす遊びです。
0歳で言えば、2個をやっと重ねられた子が、わずか1年で、自分の背の高さまで積めるようになることも珍しくありません。
【年齢ごとの積み木遊びの発達】
【0歳~1歳】
小さなこどもは積まれた積木を崩すのが大好き!
「せっかく積んだのに!」と怒らないで下さいね。これは、「崩す」=「破壊」ではないのです。
子どもは崩す体験、見たり、触ったり、なめてみたり、重さや感触、固さなどを五感を総動員して、その積木の性質を確かめているのです(探索行動)。
だから、崩す体験はとても大事、「積木遊びの力の土台」になります。
【2歳~】
確かめてみたら、今度は数ピース積んでみる、並べてみる行為が始まります。
2歳頃になると、ぴったり並べたり、色を揃えたりします(秩序性の目覚め)。
あゆみ店長の娘うみちゃん(当時2歳)は、何度も積んではくずす体験を楽しんで、数ヶ月後に、ネフスピールを横一列にきっちり並べてくれました。「できたー!」と喜び、それを見たあゆみ店長も「こんなことができるんだ!」という驚きと嬉しさで、パチリと1枚。
ちょっと積めたこと、並べられたことへの「できた!」ということを「ほんとだねぇ、できたね」と共感してあげてください。これが子どもの自信へとつながっていきます。
■最初は大きい積木、少ないピースで十分!(0~2歳)
いきなりたくさんのピース数を与えると、「積む」という体験が尊重されないからです
適正個数:16~50ピース、基尺:5~4cm
【3歳~】
3歳の頃、積木での見立ての世界が広がります。置き方や向きによって、積木そのものが「汽車」「お父さん」「ビル」「おうち」になったりします。
子どもがつくったその世界のイメージを大人が共有してあげると、「お父さんにも同じふうに見えているんだ♪」と、安心・満足して、さらに遊びが発展します。
■見立て遊びをする力が育つ年齢になったら
1人の子どもに対して積木100ピースは必要だと考えましょう
適正個数:50~100ピース、基尺:5~3.3cm
↑ さて、コレはなんでしょう??
「ちょうちょ」?「リボン」?
「ネフスピール」なんて、大人の答えをしちゃったお父さん、お母さん!
子どもと一緒に、積木で空想の世界へ飛び立ちましょう!(^◇^)/
【4歳~】
ここからがすごいんです!
積木だけだった世界に、ミニカーや人形、汽車などを加えて空想の世界が広がり、想像力が育っていきます。(創造力・表現力・空想力の獲得)
■ミニカーや人形、汽車などを加えてあげましょう!
適正個数:100~200ピース、基尺:4~3.3cm
⇒村寄木
玉の道を加えても楽しいですね♪
⇒cuboro スタンダード 基尺:5cm ネフスピール・リグノを土台代わりに♪
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見たものを形にする。想像したものを形にする。美しいものを見たくなったら形にする。人形遊びの小道具が足りなくて積木を何かに見立てる。積木で汽車遊びの町や駅を作る。そして積木で出来たものに満足し、また想像力を膨らませる…。
積木によって想像力をかきたてられるのは、どの年齢も同じ。だから1歳からでも5歳からでも楽しいですし、子どもたちに欠かせない遊びなのですね。
つまり、積木は、子どもがあらゆることを考えるために必要な道具なのです
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【カルテットが選ぶ積木の基準】 ——————————————————————————
①基尺の統一
子どもは向きに関係なく積むので、たて・横・高さがぴったり合うと、満足感が得られ遊びが広がりやすくなります。でも、4cmの基尺のみの積木で揃えなければ…というわけではありません。
なぜなら、5cm×4コ、4cm×5コ、3.3cm×6コと、基尺がピッタリ合う高さがあるからなんです!
②質が高い(良い)こと
子どもの遊びが発展してきた時にも、十分に期待に応えてくれることのできる積木は、正確で質が高く、ゆがみが少ないもの。子の代、孫の代まで長く使っていただけます。
③当然のことながら、安全な素材・塗料が使われていること。カルテットの積木なら安心!
⇒”カルテットのこだわり”、おもちゃの基準については コチラ
④シンプル
積木は「車」「イス」「パン」等、自在にその役割をかえます。ここに文字や絵があると、子どもは絵にとらわれてしまうので、遊びが広がりません。
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さあ、それぞれの子どもたちとご家庭にあった積木選びを(*^o^*)♪
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