子どもがいうことを聞いてくれない
兄弟、お友だちと仲よくできない
喧嘩を仲裁してあげられない
駄々をこね始めると 止まらない
・・・・
子どものほめ方、叱り方についての悩みは尽きません
子育ての悩み
子どものほめ方、叱り方はどうしたらいいのでしょうか?
叱る、褒める、そんな悩みがなかった時期の子育てを思い出してみましょう。
そうです。
赤ちゃんだった頃のことです。
全部お世話していた。
オムツを替え、おっぱいを飲ませ、あやし、微笑みかけていた
あの頃です。
赤ちゃんだったわが子は
「ありのまま」の自分を認めてもらっていることの安心感を感じながら
そして ちょっとずつ、ちょっとずつ成長してきました。
「何もできない」赤ちゃんの間は、待ってもらえたのです。
見守ってもらえたのです。
すくすく成長し、2歳、3歳になる頃には
いろんなことが出来るようになってきました。
ところが、それ以上に「できるようになる」ことが求められるように
なってきたのです。
親が子どもに「出来るようになってほしいこと」と
子どもが自分で「出来ること」との間には、少しずつ溝が出来てくる。
その溝が、イライラになる。待ってあげられなくなる。
子どもは待って欲しいのです。
できない私
遅い私
お友達とは違う私
お兄ちゃんやお姉ちゃんとは違う私を
そして
弟や妹が生まれても
「お姉ちゃんになったんでしょ」「お兄ちゃんになったんでしょ」
と我慢を押し付けないように気をつけてあげてください。
「お兄ちゃんになっても、今までと同じように大好きよ」
「お姉ちゃんになったけど、今までと同じように大切だよ」
と、安心させてあげてください。
お母さん
現実とのギャップの間で、悩まないでください。
「保育園に行く時間は決まっている」し
「お友達が貸してっていってるおもちゃは貸してあげなきゃいけない」し
「兄弟喧嘩は止めさせなきゃいけない」し
「噛み付いている子は止めなきゃいけない」し
「駄々をこねてる子をほっておくわけはいかない」。
「こうなってほしい」と子どもに求めることを否定する必要はありません。
でも
少しだけ待ってあげて欲しいのです。
待ってあげられない時があっても、分かってあげて欲しいのです。
それを子どもに伝えてあげる。
「待ってもらえた」体験は、親に信じてもらえた体験。
「わかってもらえた」ことは、自分を信じてもらえたこと。
「ありのままのあなた」を何よりも大切に思っていることを
子どもに信じさせてあげてください。
これが、「基本的信頼」親子の絆を確かめながら叱るための心がけです。
次第に自律性、そして自己肯定感を確かめる時期がやってきます。
それが、2・3歳、そして4歳から。
それぞれの発達段階に、褒める秘訣、叱る秘訣があります。
知育玩具インストラクター養成講座のなかでも、
触れているE.H.エリクソンの「子どもの発達段階の理解」について。
また機会があれば、お話しましょう。
美園幼稚園の皆様、ありがとうございました。
折れない心を知育玩具と絵本で育てる_知育玩具インストラクター®2級講座