子どもの褒め方・叱り方 おもちゃを使って親子の信頼関係を築く

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Posted by 藤田篤 | Posted in 知育玩具インストラクター養成講座, 藤田篤 最近の 講演、講義、セミナーのご紹介 | Posted on 12-09-2015


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N市児童課からのご依頼で子育て支援講座。

子どもの褒め方・叱り方 おもちゃを使って親子の信頼関係を築く

というテーマでお話しさせていただきました。

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子育ての悩みの中でも最も多い悩み

それが

こどもの 褒め方 そして 叱り方

発達を理解して子どもの成長を見極めながら

その個性に合わせて対応する

という言葉にすれば簡単なことも

子育ての中で子どもに向き合う日々の中では

決して簡単なことではありません。

特に、最近は

幼児期に親に認めてもらえず

気持ちを押し殺し 思春期までお利口に過ごし

そしてキレる。爆発する。というケースがとても多い。

わが子に「良かれ」と思い、一生懸命向き合った事が

仇になるのはあまりにも残念です。

この日は

「魔の2歳」に育てない「「よいおもちゃの選び方・与え方講座」を開講している

ベビートイ・マイスターの錦見先生に助手をお願いしました。

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児童精神科医・佐々木正美先生が紐解く

E.H.エリクソンのライフサイクルモデル

による0歳、1歳の発達課題は

基本的信頼

一人の親に、値なく愛されることで信じ、信じられること。

基本的信頼は、人生の土台です。

基本的信頼なくしては、褒める、褒められる関係も

叱る、叱られる関係も成立しません。

そして、この信頼を親は、成長し続ける子どもに

いつでも

「あなたのこと、大好きだよ」と伝え続けてあげるのです。

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E.H.エリクソンのいう、2歳、3歳の発達課題は 自制心

しつけについて親は向き合うことになります。

親のすべきことは、待つこと。

「こうしてほしいけれど、あなたができるまで私は待っているよ。」

というメッセージです。

この時期から、お友達、兄弟の関係が始まりますが

この時期からこそ

「自分のことを本当に大切にしているの?」

という不安を確かめたいという気持ち強くなるのです。

ここからが、母性と父性の両方を意識していく子育て

「あなたのことを大好きですよ」という

メッセージをわが子に伝え続けつつ

しなければならないこと

つまり

社会的要求を伝え、社会との間の仲立ちを

していくのが、親の役割です。

これが

母性と父性のバランス

親自身にも、性格、価値観、感情があり

完全にコントロールできるものではありません。

わが子は、愛情を確かめるために

親が許せるギリギリに、迫ってくるものだからです。

もしあなたが真剣に子どもに向き合って

愛情をたっぷり注いでいながらも

叱りすぎたのではないか ・・・ ?

甘やかしすぎたのではないか ・・・ ?

という心配に、押しつぶされそうになったときには

思い出してください。

「 子育てに失敗はない 」

と。

あなたが傍にいてくれることが

何より子どもにとって幸せなこと。

お母さん、お父さんが微笑んでくれること以上に

幸せなことはないのです。

よいおもちゃを正しく与えると

子どもを叱らなくてよくなるのです。

それは

発達に合ったおもちゃは、発達欲求を満たしてくれるので

子どものイライラが起きにくくなるからです。

0歳は親にお世話をたっぷりしてもらい信頼関係を築きます。

1歳は、その親が

自分の発達欲求にあったよいおもちゃに出会わせ、導いてくれることを

体験し、親と信頼関係を堅く築いていきます。

ところが

1歳の発達に合うおもちゃを用意しないと

子どもは、体を動かすために身近なものに手を出したり、

好奇心を生活の中に求め、それを親は

「イタズラ」とか、「乱暴」と言い出すのです。

言葉が育ち、やりたいこと、やりたくないことがはっきりしてきて

親が自分を信じてくれていることもう一度確認したいのが2歳

それが、「イヤイヤ期」です。

「魔の2歳」は、子どもの健全な発達を

1歳の時期に受け止めてくれなくなることから始まっていたのです。

1歳の1年間、満たされることが少ない環境で育った子どもは

親を信じられなくなります。

だから、

「私のこと、大切なの?」と強く親に確認したくなります。

それが、イヤイヤ期。

皆さんはどうぞ、風邪の治療のように、症状が出てから対処するのではなく、

日頃から健康な体作りに努めるように

先回りをして下さい。

0歳、1歳のうちに、子どもにとって満足が出来る親子の信頼関係を

よいおもちゃと絵本で作っておいてください。

2歳の誕生日を迎えるまでには、

わが子の周りには、楽しい絵本とおもちゃを 必要十分なだけ用意し、

遊びのガイド役をして信頼関係を作っておいてあげてください。

そして

これは入り口、楽しい2歳、3歳からの親子関係が待っています。

2歳からの褒め方、叱り方はまたそのうちにお伝えしましょう。

9月23日は児童精神科医・佐々木正美先生と対談します。

佐々木正美セミナー
第4回知育玩具協会セミナー 対談:佐々木正美・藤田篤

グッドトイ! グッドライフ!

よいおもちゃの与え方のメソッドで 日本中を幸せに!



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