何故、私はマイスターを目指したのか
ベビートイ・インストラクター・マイスター
伊藤 由見子
私が「良いおもちゃの選び方・与え方」のインストラクター養成講座に参加したいと思ったのは、職場の保育形態が変わったことで保育室のおもちゃが少しずつ入れ替えていったものの、そのおもちゃで遊べる保育士がいなかったことに気付いていたからです。
“木のおもちゃ”、“発達にあったおもちゃ”と言いながらも、ままごとは実物と同じ調理器具だったり、人形は子どもにとって小さめだったり、積み木は数が少なく満足できるものが作れないなど、子供が自主的に選んで遊べるようにと予算に合わせて揃えた物であったこと。そして、コーナー遊びを主にして保育室にそれらのおもちゃが並べられました。
「保育と環境」や「保育士の質の向上」といったテーマの研修を保育士全体で受けたりしました。それでも、それらのおもちゃや環境を整えたとしても研修内容の模範となる保育園とは程遠い施設だったり、保育室の作りや保育士の人数も十分でなく、とりあえず各園でやれることからやろうということで始めました。
が、それから何年もそれらのおもちゃで遊べる保育士がいません。発達に合ったおもちゃとして置いていたものも実はそうでなかったり、乳児クラスでは迷った挙句に意味なくその保育室に置かれていただけのものもありました。
保育形態の変化から、保育環境の中での大半を占める“おもちゃ”を発達に合った良いおもちゃにしてもらっても、それを使いこなせず遊びこめずにいる子どもたち。自分自身もどんな使い方をしたらいいのか見当もつきませんでした。
目的もなく持ち遊んでいるだけの“もったいないおもちゃ”をどうにかできないかという思いが大きくなってきた時には定年退職が何ヶ月か先に見えてきた時でした。
何とかしなきゃ。何とかしなきゃ。と焦る思いもあり「知育玩具インストラクター」のチラシを思い出し早速申し込みました。最初に、キッズトイ2級養成講座に参加。すでにベビートイマイスターになっている方とも知らずにシェアし合っていました。
この講座で得たおもちゃの選び方・遊び方を保育士たちに知らせなきゃ、と強く思いました。園にあったネフスピールとリグノで理事長の真似をしてみると子どもも保育士も食いつかんばかりに興味津々で見てくれました。ほんの2つ、3つの積み木の術です。
そこから、これだけでいいのか?と思いながらこの講座のことを保育士たちに話したところ、共感しくれた保育士数人がベビートイ2級養成講座に参加してくれました。良いおもちゃがこの保育園にもあるのに遊び込めていないことに残念仕切りに思ってくれました。
この講座が大きな必要性を持っていることを感じたようでした。この様子に私自身が驚くと同時に、できるかできないかより、もっと深めていきたいと思うようになりました。
そして、保育士たちに宝のおもちゃを使いこなし、子どもたちが夢中になって遊び満面の笑顔で幸せを感じられるようにマイスターになり、良いおもちゃの選び方・与え方を保育士や保護者の方たちに広めて、子どもたちやその子どもたちを取り巻く大人たちすべてが幸せになれたらいいと思っています。
伊藤先生は、保育園の園長です。
ベビートイ・2級インストラクター養成講座の情報↓
【名古屋校】8月2日(日)
【銀座校】8月23日(日)
【金沢市】8月29日(土)
こちらのページでお申込受付中
→ 知育玩具インストラクター2級講座ページ
グッドトイ! グッドライフ!
よいおもちゃの与え方のメソッドで日本中を幸せに!