自己肯定感を育てる「遊び」とは

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Posted by 佐竹華織 | Posted in 藤田篤 最近の 講演、講義、セミナーのご紹介 | Posted on 27-12-2025

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——藤田の講座から伝えたいこと

こんにちは。
木のおもちゃカルテット スタッフの佐竹です。

今回は、保育者の皆さんを対象に行われた
オーナーむっちパパ藤田の講座内容について、ご紹介します。
この講座では、
「自己肯定感は、どのような遊びの積み重ねによって育つのか」
「おもちゃは、子どもの育ちにどう関わるのか」
といったテーマが、具体的なおもちゃや実例を通して語られました。

「教える遊び」ではなく、「育ちを支える遊び」


藤田が講座の中で繰り返し伝えていたのは、
遊びは、何かを教え込むためのものではない ということです。
子どもは遊びの中で、
思い通りにいかない

失敗する

もう一度やってみる

誰かと一緒に考える

そうした経験を重ねながら、
「やってみていい」「自分で考えていい」という感覚を身につけていきます。
この 安心して挑戦できる感覚こそが、自己肯定感の土台になる
という点が、講座の大きな軸でした。

おもちゃは「賢くする道具」ではない


講座では、立体パズルや積木、ボードゲームなど、
さまざまなおもちゃが紹介されました。
たとえば立体パズルでは、
すぐに答えが出ない構造だからこそ、試行錯誤が生まれます。
積木では、
崩すことから始まり、積む、見立てるへと遊びが変化していく中で、
自然の法則や空間感覚を身体で理解していきます。
また、シンプルなルールのゲームからは、
勝つ喜びだけでなく、
大人と向き合う経験 や
結果を受け止める力 が育つことも紹介されました。
どのおもちゃにも共通していたのは、
「正解を与えないこと」
「急がせないこと」
「できた過程を認めること」。
おもちゃそのもの以上に、
大人の関わり方が環境をつくる という点が、印象的でした。

大人のまなざしが、子どもの環境になる


藤田は講座の中で、
「良いおもちゃがあっても、それだけでは十分ではない」
と話しています。
子どもを評価する目ではなく、
育ちを信じて見守る目。
できないところを見るのではなく、
「ここまでやってみた」という過程を見ること。
そうした大人のまなざしがあってこそ、
遊びは子どもにとって
安心して挑戦できる場 になるのだと、改めて感じさせられます。

カルテットでは、保育者向け講座・研修会も承っています


カルテットでは、
「おもちゃの選び方や環境づくりについて学びたい」
「園内研修として藤田に講座をお願いしたい」
といったご相談を、随時お受けしています。
遊びやおもちゃを切り口に、
子どもの育ちを改めて見つめ直す時間を、
保育者の皆さんと一緒につくっていけたら幸いです。
どうぞお気軽にお問い合わせください。

講座依頼、ご相談はこちらから
→カルテット保育事業部まで



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