中日新聞にご紹介いただいた
「 他人を思いやる想像力を育てるには 」
についてお話ししましょう。
おもちゃ遊びをすることで、自己肯定感を育てることができるのでしょうか?
できるのです。
中日新聞平成27年10月29日
私が左手に抱えているのが「手作り人形」のウォルドルフ人形(R)。
ですが、はっきりと追記しなければなりません。
ウォルドルフ人形(R)と一般的な「手作り人形」とは、子どもの心の育ちが違うのです。
「ウォルドルフ人形(R)」は、スウェーデンひつじの詩舎の創業者 佐々木奈々子女史が
スウェーデンから持ち帰り、日本に広げた人形作り。
では、どこが違うのでしょう。
その完成度。
ウォルドルフ人形の愛らしさは、一般的な手芸のレベルではありません。
スウェーデン・カーリン・ノイシュッツ女史による、卓越した人形作りの技術。
その愛らしい表情は偶然によるものではありません。
ケーキ作りをして、失敗した経験の有る人なら知っているはず。
ちょっと間違えても
それが、時間でも手順でも温度でも、ちょっと違うだけで
出来上がるべきケーキはできない。
でも、正しい作り方で出来上がったケーキを食べたことのない人は
失敗にさえ気づかない。
ウォルドルフ人形作りの緻密さは、ケーキ作りの緻密さに似ているのです。
その
ウォルドルフ人形の 正しい作り方を
伝えているのが、スウェーデンひつじの詩舎の公認講師。
その指導は
羊毛の量、手足の長さ、硬さ、手順、縫製方法 ・・・全てにおいて本来の作り方が求められます。
ですから
一般の手作り人形とウォルドルフ人形の完成度の違いは
1年後、3年後に歴然と差が開いていくのです。
正しい作り方で作ったウォルドルフ人形は、10年、20年と型崩れせず、その愛らしさを保ちます。
愛着が育てば育つほど
思い出が増えれば増えるほど、愛おしさがまし加わっていくのです。
ウォルドルフ人形に出会った子ども達は
我が子として、人形を可愛がるようになります。
ウォルドルフ人形は、ママの子どもではなくて、「僕の子ども」
お世話をしてあげることを通して
この子(ウォルドルフ人形)の気持ちは、誰よりも僕がわかってあげているんだ
という気持ちが育つのです。
それで
優しい気持ち、他人を思いやる気持ちが育ちます。
この「人形を思いやる気持ち」は、ますます深まり、ますます豊かになっていきます。
すると
子どもの精神的な危機がやって来た時、ウォルドルフ人形が子どもを救うことになるのです。
こんな日、こんな時です。
散々パパやママに叱られた日。
先生に叱られた日。
お友達に仲間はずれにされた日。
人間関係に傷つき、絶望しようかというその時に
ウォルドルフ人形は
孤独な自分を支えてくれる存在になっていることに、子どもは気づくのです。
「世の中の誰も私(僕)を分ってくれなくなったとしても、この子は私を分かってくれる。」
という、強い信頼の気持ちが育つのです。
遊びの中で、自分が思いやり続けてきたことが、自信となり、ウォルドルフ人形との間で固い信頼と絆が育つ。
だから自分が信じられていることを 信じれるようになる。
幼稚園時代の遊びは、遊びのゴールではなく、むしろスタート。
小学校に入ってからますます、遊びを通して心が豊かに育つのです。
これがウォルドルフ人形と遊ぶことによって、自己肯定感が育つ道筋です。
→ウォルドルフ人形について詳しくはコチラ
※ご存知ですか?
ウォルドルフ人形は、スウェーデンひつじの詩舎 佐々木奈々子氏によって、商標登録されています。
その商標の利用許可を受けていないものが無断で使用することは「商標権の侵害」に当たり不正競争防止法をはじめとする民法、刑法の対象となります。