子ども主体の保育へ。「読み聞かせ」と「ままごと」を見直す

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Posted by 佐竹華織 | Posted in お知らせ, 保育環境改善プログラム | Posted on 31-01-2026

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こんにちは。
木のおもちゃカルテット スタッフの佐竹です。

保育環境改善プログラムに取り組まれている園にて、
オーナーむっちパパによる園内研修が行われました。

今回のテーマは「読み聞かせ」と「ままごと」。

日々の保育の中で当たり前のように行われている活動だからこそ、
立ち止まって見直す時間となりました。

「聞きたい子が、最後まで体験できること」

研修ではまず、読み聞かせの捉え方が共有されました。
静かに座らせることや、全員が同じ姿勢で聞くことを目的にするのではなく、
「聞きたい子が、物語の始まりから終わりまでをしっかり体験できること」を大切にする。

聞かない子がいても否定せず、
それぞれの関わり方を受け止めることが、
子どもとの信頼関係や安心感につながっていく。
先生方は、その考えを、うなずきながら受け取っている様子でした。

藤田は語ります。

「絵本を読み終わった後、子どもたちに
『ありがとうございました』と言わせる習慣は、 一斉保育の残存です。
読み手と子どもは、絵本の世界を分かち合う関係。
礼を強制する枠組みは、人間関係の観点で不適切なのです」


「散らかる」「取り合う」は、子どもからのメッセージ

ままごとについても、日常の”困りごと”の見方が大きく変わる時間となりました。
食材が散らかる、
取り合いになる、
道具が壊れてしまう。

そうした場面を単なる問題行動として止めるのではなく、
「もっと遊びたい」
「足りない」
という子どもからのメッセージとして受け取ること。

おもちゃの量や素材、置き方を見直すことで、
子どもたちの遊びは自然と落ち着き、広がっていく。
この話に、先生方は熱心にメモを取りながら耳を傾けていました。

「見立て遊びの素材として、具体的すぎるプラスチック製品は
想像力を引き出しにくい場合があります。
フェルトやチェーンリングなど、
抽象と具体の中間にある素材を用意することで、
子どもたちの想像力と共有を促すことができます」

「大人の気配りに頼らない」安全基準

また、安全についても重要な視点が示されました。

大人の気配りや頑張りに頼るのではなく、
忙しい日でも誰が見ても守れる”型”をつくることの重要性。
触れてよいもの、触れないものの線引きや、
誤飲のリスクを避けるための環境づくりなど、
園全体で共有できる基準を整えることが、 結果的に子どもと大人の安心につながる。

この視点は、現場で日々奮闘する先生方にとって、 大きな支えとなるものでした。

研修の後半では、保育士さんたち一人ひとりが 思い思いの絵本を手に取り、集合写真を撮影しました。
絵本を胸に抱いて笑顔を見せる保育士さんたち。
その表情からは、 「明日から、子どもたちにこの絵本を読んであげたい」
という気持ちが伝わってきます。

「うまくやる」のではなく、「子どもを信じて待つ」

写真に写る先生方の真剣な表情や、 うなずき合いながら話を聞く姿からは、
「うまくやる」ための研修ではなく、 「子どもを信じて待つ」保育へと軸を揃えていく時間であったことが伝わってきます。
日々の保育を見直し、 少しずつ環境を整えていく。
その一歩となる研修だったのではないでしょうか。


カルテットでは、保育環境改善プログラムを通じて
全国の保育施設をサポートしています。

園の状況に合わせた単回での研修・講座にも対応しております。
・園内研修
・保育士会、保育者部会研修
・乳児保育研修
・子育て支援センター向け講座

良いおもちゃと良い環境を通して、
子どもたちがより豊かに遊び、育つためのお手伝いができれば嬉しく思います。
どうぞお気軽にお問い合わせください。

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